口臭が気になると、つい強力なマウスウォッシュに頼ってしまいがちですが、実は「殺菌しすぎ」は逆効果になることもあります。最近では、善玉菌を活かして口腔内の環境バランスを整える「育菌」という考え方が注目されています。
ロイテリ菌とは?
ロイテリ菌(Lactobacillus reuteri)は、ヒトの母乳由来の乳酸菌で、特に口腔内や腸内での抗菌・抗炎症作用が報告されています。
- 歯周病の原因菌を抑制
- 口臭の原因となる硫黄化合物を減らす
- 腸内フローラも整えることで、体全体の健康に寄与
殺菌マウスウォッシュとの違い
殺菌系マウスウォッシュは悪玉菌だけでなく善玉菌(日和見菌)も殺してしまうため、長期使用で菌のバランスが崩れ、かえって口臭や口内炎、ドライマウスが悪化することも。
一方でロイテリ菌は、善玉菌を補い、自然なバランスを取り戻すことで、根本からのケアを目指します。
おすすめのロイテリ菌製品
① オハヨー乳業「ロイテリヨーグルト」
スーパーやコンビニで手軽に買える食べるタイプ。毎日1個で口臭ケア・腸活に。
② バイオガイア「プロデンティス」
歯科医院でも推奨されるタブレット型の本格派。就寝前に舐めて摂ることで、口腔内にしっかり届きます。
③ キリン「iMUSE ロイテリシリーズ」
飲料タイプで継続しやすい設計。忙しい人にもおすすめ。
摂取のコツと注意点
- 食後や就寝前に摂取(空腹時は避ける)
- 抗菌マウスウォッシュ直後は避ける
- 2週間以上の継続摂取で効果実感しやすい
まとめ
口臭ケアの新常識は「殺菌よりも育菌」。ロイテリ菌を活用することで、自然な形で口臭や歯周病を予防・改善できます。
まずは日常に取り入れやすい製品から、無理なく始めてみてはいかがでしょうか。