半月板損傷の予防法|運動と装具で膝を守る!
半月板損傷の原因とは?
半月板は膝のクッション役を担い、衝撃を吸収する重要な組織です。スポーツによる急激な動きや、加齢による変性、日常の膝負担(長時間の正座・しゃがみなど)で損傷することがあります。特に40歳以上では、日常動作でも損傷のリスクが高まります。
半月板を守る運動療法
膝への負担を減らすには、筋肉の強化・柔軟性の向上・バランス感覚の向上が鍵です。
筋力トレーニング
- 大腿四頭筋・ハムストリングス:スクワット、レッグプレス、デッドリフト
- 内転筋:横向きに寝て下側の脚を上げるトレーニング
- 体幹:プランクや腹筋で膝への衝撃を分散
ストレッチ
太もも前後、ふくらはぎ、股関節を中心に柔軟性を保ちます。筋肉の緊張をほぐし、膝への衝撃を和らげます。
バランス訓練
片足立ちやバランスボールを使ったトレーニングで、膝の安定性を高めます。
家庭でできる簡単な運動
- 椅子に座った状態で膝の伸ばし運動
- かかと上げ(カーフレイズ)
- 軽いスクワット
- 片足立ち・体幹トレーニング(プランクなど)
頻度は週3〜5回、1回10〜20分が目安。無理せず、痛みが出たら中止してください。
膝を守るための装具とその効果
膝サポーター
衝撃の吸収や関節の安定性をサポート。代表例は以下の通りです:
- ZAMST EKシリーズ:薄型・通気性が高く、日常生活にも適した設計
- McDavid Wrapタイプ:二重ラップ構造で膝全体を包み込み安定化
テーピング
キネシオテープなどを使用して膝の動きをコントロール。軽度の補強・痛みの緩和に有効です。
インソール(足底板)
足裏アーチを支え、O脚・X脚の矯正にも役立つことで膝への偏った負担を軽減します。扁平足の方にもおすすめ。
まとめ
半月板損傷を予防するには、「膝周囲の筋力」「柔軟性」「安定性」の3本柱が重要です。運動療法と装具を組み合わせて、日常生活の中から膝を守る習慣を作りましょう。
サポーターやインソールも上手に使えば、膝への負担を減らし、長く健康な脚を保つ助けになります。必要に応じて、理学療法士や整形外科専門医のアドバイスも活用してください。
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