飲み過ぎてるかも?と思ったあなたへ——3分で読める抜け道ガイド
長文は苦手。それでも大丈夫。ここでは結論だけを短く。セルフチェックは30秒。すぐできる対策は3つ。読後には、今夜の動きが決まります。
目次
まず30秒セルフチェック
過去12か月で、次のうちいくつ当てはまりますか。
- やめよう・減らそうとしても続かなかった。
- 飲む量や時間が予定より増えがち。
- 仕事・家庭・お金・健康に問題が出ても飲み続けた。
二つ以上なら、放置は損です。読み進めてください。
本来の診断は専門家が行いますが、上の3問は実務で使う要点の圧縮版です。該当が多いほど「自己コントロールが効きにくい状態」に近づきます。
今夜からの3ステップ
1. 在庫を切る
家の酒を今夜だけ別の場所に移す。買い足しはしない。この物理対策が最も効きます。
2. 置き換える
飲みたい時間に合わせて、ノンアルか炭酸水を冷やしておく。飲む動作を保ったまま中身だけ替える。
3. 記録する
スマホで「本数の写真」を撮るだけ。数えない。数は明日まとめて見返せば十分です。
目標は完璧ではなく「習慣の邪魔を増やす」こと。結果は一週間で変わります。ログをコピペする 医療的な注意(開く)
毎日多量に飲む人が急にやめると、手の震え・発汗・不眠・不安・幻視・けいれんなどの離脱症状が出ることがあります。思い当たる場合は独断の断酒は避け、必ず医療に相談してください。
やるメリット/やらないデメリット
メリット(早いものから)
- 眠りが深くなる。起き抜けが軽い。
- 胃と頭が静かになる。集中が戻る。
- 出費が下がる。時間が戻る。
- 中長期では肝・心血管・がんリスクが下がる。
放置のデメリット
- 量が増え、効かせるためのコストも増える。
- 約束に遅れる、信用が削れる。
- 体調悪化。検査値がじわじわ悪くなる。
- 離脱症状を起こす可能性が上がる。
当てはまった時の道筋(重さ別)
軽めだと思う人(上の3問で1〜2個)
- 週に休肝日を2日固定する。
- 1時間に1杯まで。間に水を必ず1杯。
- 家に置かない。買うなら「その日分だけ」。
これで7日続いたら、次の週は総量をさらに2割下げる。
中〜重めだと思う人(3個すべて、または失敗を繰り返す)
- 今週中に一度受診。内科か精神科で構いません。
- 相談先と並行して、ノンアル置き換えと記録だけは今日から。
- ピアサポート(AAや断酒会)を1回だけ覗く。オンラインでも可。
どこへ相談すれば良いか迷う場合(開く)
市区の精神保健福祉センター、かかりつけ内科、地域の依存症治療拠点病院が入り口になります。名称は自治体で多少違います。
よくある反論と答え
「ストレス解消に必要なんだ」
効くのは最初の短時間だけ。その後は睡眠と回復を削ります。解消どころか翌日のストレス耐性を落とします。
「酒席の仕事が多い」
最初の乾杯だけアルコールにして、2杯目からノンアルに切り替える。手に持っていれば勧められにくい。誰も気にしていません。
「家に酒があるから飲む」
だから在庫を切る。行動の摩擦を上げれば、意志は要りません。
コピペ用:1週間ログ(写真でOK)
飲んだ本数の写真だけで十分。翌朝に合計を見ます。
日: 月 火 水 木 金 土 日
杯: _ _ _ _ _ _ _
メモ: 気分/睡眠/仕事の集中など一言だけ
困った時の相談先の探し方
- 「お住まいの自治体名 + 精神保健福祉センター」で検索する。
- 「お住まいの都道府県 + 依存症治療拠点」で検索する。
- AAや断酒会の「ミーティング案内」を確認。オンラインもあり。
離脱が心配なら、まず医療機関へ。自己判断の急な断酒は危険な場合があります。
終わりに
必要なのは我慢ではなく、仕組みです。今夜は在庫を切る。冷えた置き換えを用意する。写真で記録する。この3つで十分に前進します。
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