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ダンバー数が示す「人間関係の限界」

心理学者ロビン・ダンバーによれば、人が安定した信頼関係を築ける人数には限界があります。
その上限はおよそ150人。この「ダンバー数」を超えてしまうと、相手のことを深く理解し続けるのは難しくなります。

だからこそ重要なのは、数を増やすことではなく「質の良い人間関係」を選び取ること。
そのためには、まず「信用して良い人」と「距離を置くべき人」を見極める目が必要です。さらに、自分自身も「信頼を裏切らない人」であることが欠かせません。

目次

信用できる人の特徴と確認方法

信頼関係は言葉ではなく、行動の積み重ねで見えてきます。例えば…

  • 約束を守る:「明日渡すね」と言ったものを本当に翌日持ってくる。
  • 一貫性がある:職場でもプライベートでも態度が変わらず、誠実さを崩さない。
  • 秘密を守る:相談した内容を他言せず、安心して話を預けられる。
  • ギブ&テイクのバランス:頼みごとをするだけでなく、相手が困ったときには自然に手を貸してくれる。

確認するには「小さなテスト」が有効です。
例えばちょっとしたお願いをして、その対応を観察する。些細な約束を交わして、守るかどうかを見てみる。
信頼は一気に築けません。段階的に積み重ねていくものです。

関わらない方が良い人の特徴(具体例つき)

  • 裏表が激しい:あなたの前では「最高だね!」と褒めるのに、別の場では同じ内容をネタにして笑っている。
  • 利害でしか動かない:仕事で有利なときは近づくが、メリットがなくなると連絡すらしなくなる。
  • 嫉妬やマウンティングが多い:旅行や趣味の話をすると、必ず「自分の方がすごい」と上書きしてくる。
  • プライベートに土足で踏み込む:収入や恋人のことをしつこく詮索する。休みの日の過ごし方や家族事情まで根掘り葉掘り聞いてくる。

こうした人と深く関わると、心が疲れるだけでなく、いざという時に裏切られるリスクが高まります。
「違和感がある」と感じたら、早めに静かに距離をとるのが賢明です。

信頼を壊さないために自分が気をつけること(具体例つき)

  • 約束を軽くしない:「また今度飲もう」と言うなら、具体的に日程を決める。実現できない約束は最初からしない。
  • 悪口・陰口を言わない:「ここだけの話」と誰かを下げると、その場は盛り上がっても「自分も言われているかも」と思われる。
  • 秘密を守る:恋愛や家庭の相談を預かったら、軽いネタにしない。守れないなら最初から聞かない方が誠実。
  • 一貫した態度を取る:機嫌がいいときは優しいが、忙しいときは冷たくなる…では安心できない。感情に左右されすぎない姿勢を心がける。
  • 感謝と謝罪をきちんと伝える:荷物を持ってもらったら「ありがとう」。遅刻したら「ごめんね」と一言。小さな場面ほど誠実さが伝わる。

信頼は「築く」こと以上に「壊さない」ことが大切です。自分が誠実であろうとする姿勢こそ、相手の安心につながります。

質の良い人間関係を育てるコツ

  • 量より質:友達の数を誇るより、本音で語り合える相手を大切に。
  • 感謝を伝える:小さな行為に「ありがとう」を積み重ねることで絆は深まります。
  • 対等な関係:一方が支配するのではなく、お互いに尊重し合える関係を選ぶ。
  • 距離感を保つ:親しさと同時に、お互いの境界線を守ることが健全さにつながります。

まとめ

ダンバー数が示すように、人間関係のキャパシティは有限です。
だからこそ「信用できる人」と「避けるべき人」を見分け、そして自分自身も「信頼を裏切らない人」であることが大切です。
友達は数より質。信頼を大切にし、裏切りに悩むよりも、安心を育てる選択をしていきましょう。

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この記事を書いた人

はじめまして! 当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

私は1991年生まれ、沖縄県出身。
現在は静岡県浜松市で暮らしている34歳の独身男性です。

こどもの頃からアレルギー性鼻炎に悩まされていましたが、あるとき「もしかして、毎日の食事が原因かもしれない」と気づき、少しずつ生活を見直しました。加工食品を減らし、自然に近いものを選ぶようになってからは体調が良くなっています。

社会人となってからは仕事のストレスで自律神経失調症やパニック発作、不安障害を経験しました。現在は職場環境に恵まれているせいか、症状はないです。とはいえ完全に克服したわけではないので、日々注意してます。

この経験から〝食べ物でココロもカラダも変わる〟ことを実感。以来、食や健康のことを自分なりに学び続けています。

このブログでは、そんな私の試行錯誤や気づきをもとに、「自然で整う暮らし」や「心と体にやさしい生活」など、誰かのヒントになるような情報を発信していきます。

もしあなたが「病気ではないけど、なんだかつらい」「どうにかしたいけど、何から始めていいか分からない」と感じているなら、きっと共感していただける内容があると思います。

一緒に、心地よく生きていく方法を探していきましょう。

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