もしかして“脳”が衰えてる?認知機能が低下した人に見られる日常行動と改善法
「あれ、なんでこの部屋に来たんだっけ…?」
「スマホを持ってきたのに、何を調べるつもりだったのか忘れた」
そんな瞬間が増えていませんか?
それは単なる“うっかり”ではなく、認知機能の低下かもしれません。
認知機能が衰えている人の典型的な日常行動
- 同じ話を繰り返す
- 冷蔵庫の前で「何を取るんだっけ?」と固まる
- 買い物メモがあっても忘れ物をする
- 会話中に言いたい言葉が出てこない
- 段取りが悪く、効率が落ちたと感じる
- 感情のコントロールが難しくなった
これらはすべて、記憶力・集中力・実行機能の衰えによって起きるものです。
放っておくと起こるリスク
- 仕事の生産性・信頼の低下
- 家族や周囲とのトラブル
- 不安感やうつ状態への移行
- そして将来的に、認知症の前段階(MCI)へと進行
ただし、脳は鍛えることで機能を回復させることができます。 ここからは、具体的な改善方法を優先順位・実行量・やり方とともに紹介します。
認知機能を回復・向上させる5つの方法【実践ガイド】
第1位:睡眠の最適化(毎日)
- 目標: 7〜9時間の連続睡眠
- 頻度: 週5日以上、就寝・起床時間を固定
- 方法:
- 寝る90分前の入浴
- 就寝前1時間はスマホ・PC禁止
- 寝室は暗く・静かに・涼しく(20℃前後)
第2位:有酸素運動+筋トレ(週3〜4日)
- 目標: 脳の血流・記憶力・判断力の改善
- 頻度: 有酸素:週3〜4回 × 30分/筋トレ:週2回 × 15分
- 方法:
- 朝のウォーキング(光を浴びる)
- 自宅でスクワット・腕立て(自重でOK)
第3位:食事と栄養の見直し(毎日)
栄養素 | 食材例 | 摂取目安 | 方法 |
---|---|---|---|
DHA/EPA | サバ・イワシ・鮭 | 週3回 | 缶詰、焼き魚で簡単に |
コリン | 卵、レバー | 卵1〜2個/日 | 朝食にゆで卵 |
抗酸化 | 緑茶、ブルーベリー | 緑茶2杯/日、ベリー1握り | 間食・お茶代わりに |
腸内環境 | 納豆、キムチ | 1日1品 | ごはんの副菜に追加 |
第4位:脳を刺激する認知トレーニング(毎日5〜15分)
- 内容: 読書、暗記、ナンプレ、言語学習、プログラミング
- 方法: 通勤時間や寝る前にアプリ or ノートで実践
第5位:マインドフルネスと環境の整備(習慣化)
- マインドフルネス: 毎日5〜10分、呼吸に集中(アプリでも可)
- 環境: 整理された机、観葉植物、自然音で集中力を底上げ
【実践ステップ】まずはこの3つから
すべてを一気に変える必要はありません。
まずは以下の実行優先トップ3を習慣にしてください:
- 睡眠時間の記録を開始(スマホメモ・アプリ)
- 週に2回の20分ウォーキング+週1の筋トレ
- 朝食にゆで卵+緑茶を取り入れる
まとめ:脳は「使い方」次第で何歳からでも鍛え直せる
「物忘れが増えてきた…」「集中が続かない…」
それは“年齢のせい”ではなく、“脳の使い方”のせいかもしれません。
脳は使えば強くなり、整えれば回復します。
気づいた今が、再スタートのタイミングです。
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